児童発達支援センター向島あづみ
言語聴覚士 2019年採用

○就職を希望したきっかけ

私は子どもと関わることが好きだったため、大学在学中より、小児を対象とした療育施設に就職したいと考えていました。大学の臨床実習先があづみ園であり、子ども一人ひとりに対してその子に合った声掛けや支援をされている先生方の姿を見て、私もあづみ園の職員として一緒に仕事をしたいと思いました。
また、私自身が尾道出身ということもあり、地元で育つ発達障害を持った子ども達に少しでもよりよい将来を過ごしてもらいたいという気持ちを強く持ち、共に成長していきたいと考えました。

○実際に勤めてみての感想

就職して1年目の時は療育について何も分からない私にあづみの森の研修会や先輩の先生方が丁寧に指導して下さり、困った時は親身になって相談に乗って下さいました。職場の雰囲気はアットホームで、和気あいあいとしています。子どもたちの課題について保育士、心理士、言語聴覚士などそれぞれの立場で真剣に話し合ったり、時にはプライベートの話で盛り上がることもあります。
あづみ園の魅力は、実際に子ども達と関わる中で課題を見つけて支援をし、保護者の方と一緒に子どもの成長を喜ぶことが出来るところだと思います。就職して3年目になりますが、個別で指導していく中で、言葉の一部しか話せなかった園児が単語で言えるようになったり、言葉の不明瞭さが減りはっきり話せるようになった姿を見た時は喜びと共に仕事のやりがいを感じます。

○休日について

コロナ禍前は友人とご飯を食べに行ったり、カフェや雑貨屋巡りをすることでストレスを発散していましたが、最近は自宅で家族との会話を楽しんでいます。

○これからの目標

専門的な知識を増やし、その知識を療育の現場で発揮することで子ども達や保護者から信頼される言語聴覚士を目指します。

尾道発達相談・療育支援センターあづみ園 児童指導員
2014年採用

○療育の現場を盛り上げたい

私があづみの森と関わったのは、夏休みの間、子どもの活動をお手伝いするというアルバイトに応募し たのがきっかけです。
私は、それまで子どもとかかわった経験がなく、どうすればいいのか右も左も分からず、とにかく、職員の方の対応を真似して必死に過ごしました。
そんな私に対して、職員の方はとても丁寧に、子どもの行動の意味、声掛けの仕方、行動の促し方など丁寧に指導してくれました。そして、私は、この仕事をやってみたいと思うようになりました。
子どもは、どんどん成長していきます。
できなかったことができるようになった時の笑顔、誇らしげな顔、自信にあふれた表情は、いつしか私の喜びに変わっていきました。
仕事がうまくいかないと感じることもありますが、子どもに励まされながら、毎日を過ごしています。
今後の事ですが、今の私は分からない事も多くあるので、子どもにどうかかわっていくのか、その方法などを論理的に学んでいきたいと思います。
そして、子ども達や保護者から信頼される職員になりたいと思います。

尾道発達相談・療育支援センター
あづみ園 
音楽療法士 2013年採用

〇自分の学びの場として

私は音楽療法に興味を持ち、大学で音楽療法を学ぶ事にしました。
その中で音楽療法アプローチは発達障害を持つ子どもたちへ有用的であると知りました。
しかし実際の所「発達障害って聞いた事あるけど詳しくはよくわからない。」というのが現実で発達障害について知識はなく、ただ音楽療法に興味があるだけでした。
児童実習では週1回療育施設に出向き、子どもたちの実態についてわからないまま音楽療法セッションだけをさせてもらっていきました。
どんな音楽療法アプローチをしていいのかもよくわからないままでした。
そんな時にあづみ園から求人があり、実習でいろいろ悩んでいた私はあづみ園の見学をさせてもらう事にしました。見学してみると、保育士だけではなく、臨床心理士、言語聴覚士、音楽療法士など、様々な職種が同じ現場で働いていました。
さらに作業療法士、理学療法士も非常勤として来られている事を知りました。
様々な職種の職員がしっかりと連携を取り、どうすれば子どもたちの自立につながるのかという事を考え支援している事がわかりました。
ここで働く事は、子どもたちの為だけではなく、自分自身もいろいろな考え方や知識が学べるのではないかと感じました。

〇連携の大切さ

入社当初は、「発達障害についてわからないし、支援って何なのかもよく分からない。」のまま、音楽 療法士として働く事にとても不安を感じていました。
しかしクラスの担任を持ち、保育生活の中で子どもたちと一緒に過ごす事が出来た為、子どもたち一人ひとりの得意な事、苦手な事、集団生活を送っていく上で困る事、家庭で困っている事など知る事が出来ました。また、職員研修という職員が勉強する場があったり、月1回心理士、言語聴覚士、保育士が集まり、クラスの子どもたちの事を話し合う場があったりと発達障害について学ぶ環境も整っている為、知識を高めていく事が出来ました。
発達障害についての知識を高めていく事、子どもたちの課題を見つける事、支援方法を考える事などが出来た為、音楽療法セッションの中でどういったアプローチが出来るのか具体的に考える事が出来、子供の課題に合った有意義なセッションを実施する事が出来ました。
『音楽療法士』として単独で行動するのではなく、様々な職種と連携して子どもたちの自立を考えていく事は、あづみ園だからこそ出来る事ではないかと考える。また、様々な職種と連携して働けるというのは、音楽療法士にとって望ましい環境であり、発達障害についての理解や知識も、あづみ園で学ぶ事が出来るという事は、自分自身の技術向上や気持ちを高めていける場であると感じています。
音楽療法というのはまだまだ世間では認識されておらず、理解も少ないですが、音楽療法を取り入れた療育により子どもの発達を促せる事を実感できるあづみ園で音楽療法士としての力を十分に発揮させていきたいです。

障害者生活支援センタ-
あおぎり生活支援員・訪問介護員 
2016年採用

○大切な社会参加

私があおぎりで働き始めたきっかけは、ここで働く知り合いから柏原所長を紹介していただき、事業所の話しを聞いたのがきっかけでした。
まず話しを聞いて驚いたのが、高齢者支援と少し違い、障害分野では社会参加の支援も非常に重要ということでした。その時に聞いた話で、印象的な話がありました。
障害を持って生活をしている方で社会とほとんど関わりなく生活している方を支援する際、自己選択・自己決定が難しい方がいた。
その理由が、普段私たちが普段当たり前にしている、外食をする・買い物に行く等をしたことがないから、自己選択できる幅が少ないという話でした。
その話を聴いて、社会参加がどれだけ大事なことかを知りました。
あおぎりでは、職員が毎月活動を考えて利用者様に提供し、色々な経験をしていただいていると言いうのを聴いて、私もあおぎりの一員になり、利用者様と一緒に支援していきたいと思うようになりました。

○充実した活動

一番に思ったことは、利用者様みなさん若いという事でした。私は以前高齢者施設で働いていたため、余計そういう思いが強かったと思います。

最初はどう関わっていいのか戸惑いを感じていましたが、私と年齢が近い方もおられ、話しが合う事も多く、思ったより早く打ち解けていけたのではないかと思います。
あおぎりでは毎日色々な活動を行い、月に一回外出したり等色々な事をされていました。
特に毎年24時間TVの募金活動や作品展を行い、地域の方と深く関わる大きな行事あることにはびっくりしました。
作品展では自分で作った作品が展示され、それを見に行くのが楽しみにされている利用者様もおられました。
大きな行事は色々と準備も大変ですが、作品を観て喜ばれる顔が見れた時は、大変嬉しく思いました。

○ニーズに応えたい

あおぎりに勤めて約一年が経ち、仕事の流れもちょっとずつですが理解し、流れを考えながら仕事をしていけるようになってきたと思います。
現在居宅と生活介護を兼務しています。
生活介護では、利用者様がやりたいこと、楽しい事、どうすれば笑顔で過ごせ、利用者様の為になるように支援できるかを考えていきたいと思います。
居宅介護では、現在身体介護を主に入っている為、どうすればもっと安楽にできるか、どうすれば本人様が思うような介助が出来るかをもっと深く考えていきたいと思います。そして、居宅では一人の利用者様と1対1で関わる為、利用者様にどんなニーズがあるのかをしっかりと寄り添い、聴いていき、それを実現する為にはどんな支援が必要か、どうすればできるようになるかをしっかり考え、それを実現できる支援者を目指していきたいと思います。